中学生サッカー!部活とクラブチーム結局どっちにするべき?メリットとデメリットは?
サッカー少年がいるご家庭ではよく耳にする問題。
部活にするか?クラブチームにするか?
これは一つのターニングポイントですよね…どうするべきか悩むご家庭もたくさんあると思います。
本人の意思、経済的な事、勉強との両立…色んな心配がありますよね。
当時、保護者の間でもその話題はよく出てました。
実は息子氏。
なんやかんやで中学生時代、とあるクラブチームのジュニアユースに所属していました。
というのも、そのクラブには小学生の時からスクール生として通っていたので、そのまま行く事にしたんです。
うちは本人の強い希望と、主人の推しでクラブチームに決めたわけなんですが、わが家でもけっこう色々と揉めました。(経済面も含め)
私はとにかく勉強との両立ができるのか、本当に心配だったので…
では、部活とクラブチームのそれぞれの特徴は何なのか。
そして、実際にクラブチームに行ってみて感じた事もご紹介したいと思います。
このブログは、ごくごく普通のどこにでもいる親子の悩みや体験談です。
プロを目指すような子や熱血な保護者向けの記事ではありません。
サッカー保護者の皆さまのお役に立てる記事を、平凡な母親目線で書いていくのでよろしくお願いします。
部活の特徴
費用が安い
とにかくお金がかからない!!
もちろん月々の月謝はないですし、購入するのは個人で使用するスパイクやすね当て、練習着等くらいです。
練習試合や大会に行く際の交通費はその都度かかりますが、そんなに遠くまで行く事はそうそうないので安いでしょう。
試合の時に、親が分担して車出しをする場合があるようです。
練習場所が学校のグランドなのでラク
普通の中学校は放課後になると、そのまま敷地内で練習すると思います。
わざわざ別の場所に移動しなくて済むので、そのぶん体力や時間に余裕があります。
終わる時間も最終下校時刻が決まっているので、夏でも19時前には帰宅しますね。
なので、塾などに行く時間も十分確保できるでしょう。
勉強に力を注ぎたい場合はやはり部活が良いかもしれません。
ほとんどの場合、レベルはあまり高くない
部活はセレクションもなく希望すれば誰でも入部できるため、経験者でそこそこできる子もいれば、全くの初心者の子もいます。
最初は実力に差が出るかもしれません。
ただ最近では、上手い子たちのほとんどがクラブチームに行ってしまうので、部活はどうしてもレベルが低くなりがちです。
なので、初心者でも始めやすいとも言えます。
ごくまれに、たまたま役者がそろってクラブチームと同等レベルの強い中学校もあったりします。
あとわりと私立中学は強いところもあります。
プロのコーチの指導ではない
サッカー未経験の先生が顧問になる場合があるので、先生によって指導力にかなり差が出るでしょう。
中には、外部コーチを呼んでいる学校もあるようです。
また、先生の熱量によって、練習量や試合の数が変わります。
異動で顧問の先生が変わると、年度によって全く違う練習量になったりします。
クラブチームの特徴
費用が高い
とにかく費用がかかります!!汗
まず毎月の月謝。
チームによって金額は違うとは思いますが、息子のチームの場合大体2万円弱でした。(わりと高い方)
そして購入するものもたくさんあります。練習着、移動着、ジャージ、リュック、ベンチコート、ソックス等、全てが指定のものでした。
ベンチコートも合わせると総額10万以上は余裕でしましたね…
他にも交通費や、年に数回の遠征費もかかります。
場合によっては遠くまで通う必要がある
これは、自宅からどの程度の場所にあるかによりますが、大体が自転車、バスや電車で通ってました。
親の送迎で来る子も多いですね。
わが家からは、大体車で30分でした。
中には県をまたいで2時間近くかけて来てる子もいました。
移動に時間はかかりましたが、人工芝のサッカーコートで練習できたので、それは良かったです。
帰りが遅いので、時間に余裕がない
練習は平日週3回、土日に試合という感じでした。
部活とは違い、練習開始時刻が19時からとかになるので、終わるのが21時くらいになります。
そこから、バス電車等で帰ってきていたので。家に着くのは22時過ぎてましたね。
田舎なので乗り遅れると23時くらいになることも。帰りは迎えに行く事も多かったです。
帰宅後はバタバタとお風呂入ってご飯食べたら、力尽きてあとは寝るだけ…
こちらも起きて待ってなければいけないのが、地味に大変でした。
汗だくのユニフォームをその時間から洗濯機回していたので、干すまで寝られず、結構きつかったです。泣
プロのコーチが指導してくれる(トレーナーがいる場合も)
当然ですが、プロのコーチがしっかりと指導してくれます。
さらに息子のクラブには、怪我をした際にリハビリメニューを行ってくれるトレーナーが接骨院から来ていました。
中学生は特に成長期で不具合が起こりやすいので、専門の知識を持ったトレーナーが体のケアをその場でしてくれるのは、すごく安心感がありましたね。
全体的にレベルが高い
クラブチームと言っても、もちろんレベルはさまざまですが、基本的には部活よりレベルが高いでしょう。
Jリーグの下部組織のような、とんでもないレベルの子たちが集まるようなチームもあれば、経験者で普通より少しできるくらいの子がいるチームもあります。
強くなればなるほど、セレクションは厳しいものになり、狭き門となります。
お子さんのレベルに合ったチームを見つけましょう。
実際クラブチームに所属してみて特に良かった点
結論から言うと、うちはクラブチームにして大正解でした。
息子はクラブチームで3年間、本当に良い経験をさせてもらいました。
費用の面では、かなり頭を抱えたし、勉強との両立が難しく悩んだ時もありました。
でも、部活では経験できない事がたくさんありすぎました!!
では特に良かった点をいくつかお話しします。
強いチームと試合できる機会があった
Jリーグの下部組織のチームなど、本当に上手い子たちと試合する機会があったのは、個人的にはすごく良かったです。
もちろんかなわない相手なわけですが、練習試合でもなんでもレベルの高い子たちと試合できるという事は、すごく良い刺激になったんじゃないかと思います。
親の方も観ていて面白かったですし、これは部活では経験できない事の一つですね。
高校のサッカー推薦はほとんどの子がクラブチーム出身
高校にサッカー推薦で行く事を視野に入れているのであれば、断然クラブチームがおすすめです。
実際息子の高校のサッカー部でも推薦で入った子のほぼ全員がクラブチーム出身です。
もちろん個人の実力があれば問題ないとは思いますが、クラブチームと部活ではこの3年間で実力にかなり差がついてしまいます。
これに尽きる!チームの方針が息子に合っていた!
わが家はとある海外のクラブのジュニアユースだったので、考え方がすごく斬新で柔軟でした。
親の私たちも勉強になる事がたくさんありましたね。
昔ながらの日本の根性論みたいなのは一切なく、コーチが罵声を浴びせたり怒鳴る事も一切なく、体の事を考えて休みもしっかりあるような環境。
のびのびと自由に個人の考えを尊重してくれるようなやり方が息子にはすごく合っていました。
実際、息子の良い部分をすごく理解してくれて伸ばしてくれて、この3年間での成長はすごかったです。
あとはスポ少時代の仲間が一緒に何人か入っていたので、それも大きかったです。
試合も多く、練習に通うだけでも大変で忙しい毎日でしたが、本人はすごく楽しそうにしてました。
スポ少時代よりも、生き生きしてたように思います。
まとめ
部活かクラブチームか、どちらが良いかはそれぞれ何を重視するかによります。
個人的には、勉強>サッカーという考えの場合は部活かなぁと思います。
逆にサッカー推薦を少しでも視野に入れているのであれば、クラブチーム一択ですね。
ただ、いずれにしても本人の気持ちが一番大切です。
クラブチームは特に忙しくハードなので、本人の気持ちがなければ、続けるのも難しいです。
勉強との両立が大変で途中で辞めてしまう子もいます。
中学3年間は心身ともに大きく成長する大事な時期。
よく考えて充実したサッカーライフを送れたら良いですね。
息子がずっと愛用しているソックス↓
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